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10-221
東方温羅泉 〜 Ghostly Balneo

《バックストーリー》
人の賑わいなど全く聞こえない神社、博麗神社。
年の暮れも迫ろうとしているこの時期に相応しい静寂が場を支配していた。
白い大地に生命の活動の気配はなく、空気すら凍結しているのではないか、と
さえ錯覚させてしまう。

しかし、そんな静寂を打ち破る者がいた。

魔理沙だーかーらー、確かに見たんだよ
霊夢流石に、何かの見間違いじゃないの?

静寂を打ち破る者は自然に相反していた。
声と同様、白一色の中に強烈に自己主張する黒を身に纏った魔法使いである。
だが、白の静寂という懶惰真っ最中の自然を打ち破る魔法使いの話は、
さらに自然を打ち破るものであった。

魔理沙私だって信じられないさ。
自然の法則に従い、その理を探求するのが魔法使いだからな
霊夢と言われても、俄かには信じられないわね…
鳥の形をした太陽なんて

不自然な会話をしているのは、自然に身を委ねる人間たちであった。
全てを自然に委ねる巫女、博麗霊夢と
自然の法則を探求する魔法使い、霧雨魔理沙である。

魔理沙最初は太陽柱の一種か、蜃気楼か…
そうでなければ妖精の仕業だと思った
けど、どうにも腑に落ちなかった
霊夢妖怪の仕業かしら?
魔理沙そう考えるのが妥当だろうな。
太陽から飛び立っていったんだから
霊夢何ですって?
聞いてないわよ、そんなことまで
魔理沙今初めて話したからな
自然の法則に従い、その理を探求するのが魔法使いだからな

二人が話していたのは、夜明けの話である。
夜が明けると同時に昇ってきた太陽は、まるで燃え盛るような鳥の形をしていた。
そしてその鳥は太陽が地平線から離れきる前に飛び立って行ったのだ。
その姿は、太陽という卵から火の鳥が孵化し、大空へ羽ばたくようだったという。

あまりに奇妙なこの現象を二人は妖怪の仕業だと考え、調査に出掛けることにした。


――濛々と湧き上がる蒸気。
それはまるで、純白によって封印された悪しき気が吹き出しているようだった。
精神を蝕む邪気。押さえ込んでいた怨みを吹き出させる瘴気。
そんな猛々しい瓦斯の中で彼女は空を仰いだ。
生命の灯火をかき消してしまう寒波も、ここでは関係ない。
彼女はとうに癒えたはずの古傷を撫でながら懐古する。
ここでは、地中深くに封印されたはずの昔の記憶まで湧き上がってくる。
もう一度空を仰げば、遥か彼方に、太陽とは異なる別の光があった。
大鳥の姿をした、眩い光が。



○1面中ボス 廃屋の怪

羽黒 宇椀(はぐろ うわん)
Haguro Uwan

 種族:妖怪
 能力:一喝する程度の能力

人のいない空き家に棲み付く妖怪。

肝試しなどで人気の無い廃屋に勝手に上がり込んだり、墓地に足を踏み入れ
たときに突然「コラッ!」という怒鳴り声が降ってきて怒られたような心地
がしたことはないだろうか?(怒鳴り声の空耳付き)
もしそういった「コラッ!」という一喝が聞こえてきたらこの妖怪のせいで
ある。もしくは良心の呵責。

彼女は自分の住処に土足で足を踏み入れる者が許せず(そもそも住処自体が
元は他人のものであるが)、そういった者を見ると一喝してしまうのである。
そして、それでも行為を止めない者は自分の元へ攫っていってしまうという、
自己中心的ではた迷惑な妖怪である。

その一方で、彼女は廃屋で生活をしているため、自然とその廃屋は人気が出て、
修繕されて、いつしかちょっと明るい雰囲気になっていく。
そうして誰も管理しない廃屋は最低限住める状態まで戻っていくという善い
ことも本人の意思とは関係なしに行っていたりする。

ただ、明るい雰囲気になってしまうと誰も怖がらなくなってしまうため、度々
引っ越す必要が出てしまい、彼女自身は悩んでいる様子。

ちなみに、廃墟オタク。

《容姿》
10歳前後の体型。赤い髪のポニーテールを水色のリボンで結んでいる。
茶色の瞳。
水色のブラウス、ブラウスの肩口は肩当てというか爪のような装飾が左右
3つずつ付いている(黒)。
白いスカート(膝上)、薄い赤色のエプロンをして、水色のハイソックス。
靴はよく幻想郷の少女たちが履いているあのタイプ。
リボンの縁、エプロンの縁にはフリルが付いているが、フリルの色は黒。
(赤いエプロンと黒いフリルで赤い口と鉄漿のイメージ)

《弾幕》
通常(E/N/H/L)
通常(E/N) / 一喝「ワンワンクライ」(H/L)



●1面ボス 季節外れの落葉瀑

崖餓鬼 冷(たきがき れい)
Takigaki Rei

 種族:妖怪
 能力:水を落とす程度の能力

本来は滝に棲む妖怪。
滝を司る存在といわれることもあるが、ただ単に滝の近くから離れないでずっと
いるために、誰かが勝手に勘違いした噂が流布しただけである。

普段ならば滝からは不動であるはずの彼女だが、今回はどこからか飛散する水の
気に良からぬ気が混じっているのを発見し、その正体を知ろうと動いた。
滝に棲み、水の気質を糧にする妖怪だけあって、水の気には敏感であり、同時に
水質保全に関しては口うるさいのである。

《容姿》
14歳くらいの体型。黒のワンピース姿。水色の髪の毛のポニーテール、赤い瞳。
頭に紅葉の髪飾りを付けている。
柄の部分に蛇が巻き付いた剣を携えている。
手首や足首に雲のような気をまとっている。その代わり素足。

《弾幕》
通常(E/N/H/L)
瀑布「ウォーターフォールカーテン」(E/N) / 落瀑「激流の魔物」(H/L)
通常(E/N/H/L)
滝符「九天直下の落水」(E/N) / 滝符「天上月下の変若水」(H/L)



●2面ボス 悪戯好きの釣り狐

野干鶴 甕 Yakantsuru Mika

 種族:妖怪(狐)
 能力:化けさせる程度の能力

道端の大樹に棲む悪戯好きな狐の妖怪。
彼女の悪戯のパターンは大体決まっていて、大樹の枝に縄を通して、先端に
物を結んでおく。人がその下を通ろうとしたとき、縄の物が結んでいない方の
先端から手を離して物を落下させる、というもの。

物は彼女の妖術で様々なものに見せることができ、一見ただの茶袋に見える
小さなものから、質感溢れるリアルな馬の首まで何でもござれ。
誰も彼も驚くので、調子に乗って妖怪退治で有名な巫女たちも驚かせようと
したのだが…。

《容姿》
12歳くらいの体型。金髪、茶色の瞳。狐耳、狐の尻尾(1本)。
上は黄緑色の長袖シャツに、下は緑から深緑のグラデーションになっている
膝上までの丈のスカート。尻尾の付け根に白い紐リボンを付けている。
右手には釣竿を持って担いでいる。糸の先は背中側に回り込んでいて立ち絵
では何が釣り下がっているのか確認できない絵に。

《弾幕》
▽中ボス
落符「薬缶吊ヨーヨー」(E/N) / 騙符「野干吊スピナー」(H/L)

▽ボス
通常(E/N/H/L)
馬足「夕刻の七つ下がり」(E/N) / 馬頭「黄昏ノ下ガリ観音」(H) / 馬頭「逢魔ノ下ガリ明王」(L)
通常(E/N/H/L)
落符「狐の袋下げ」(E) / 落符「天落袋の蹴転がし」(N) / 陥符「疫を降り撒く茶袋」(H) / 陥穽「災厄降臨狐の茶袋」(L)
棺符「ダミコフィン」(E/N) / 棺符「ダミカタファルク」(H) / 偽箱「ダミーコーファー」(L)



●3面ボス 掛軸蟄居の山人

管部 三五(くだべ さんご)
Kudabe Sango

 種族:妖怪
 能力:疫病を退散させる程度の能力

妖怪にあまり好かれない妖怪。
というのも、自身の姿そのものに災いを遠のかせる力を持つという、珍しい
妖怪であり、その力は災いを降りかからせる妖怪の力を弱めてしまうからである。
彼女自身も一人でいることを好むためあまり交流関係は広くない。
また、自然風景を描くことを趣味としていることもあって他の妖怪と一諸にいる
時間は極端に少ないといえるだろう。

彼女はいつしか、自分を絵の中に投影させ、その中で棲むことができるよう
になっていた。
絵になっていれば余計な活動はしなくて済むため、本人にとっても非常に楽だし、
入り込んだ絵を谷折りにしておけば、その姿は他の妖怪に見られることも
ないため迷惑を掛けずに済む。
そうしているうちに、絵の中にいる時間の方が長くなってしまった。

しかし、だからといって俗世を厭んでいるかといえばそうでもなく、
人間に災いが起こりそうなときは自ら姿を現して忠告したりもする。

現在の楽しみは、快適な絵中生活を送るための住環境の研究。
人家に上がりこんでは良い点を発見し、それを絵の中に描き込んで
自分の家をリフォームするのである。

《容姿》
バーサーカーなどのように獣の毛皮を着込んだ少女。
ベージュ色の髪に碧眼。15歳くらいの体型。

《弾幕》
▽中ボス
予言「クダベの忠告」(E/N) / 予言「件の諌言」(H/L)

▽ボス
通常(E/N/H/L)
除符「厄除け角大師」(E/N) / 落符「厄落とし豆大師」(H/L)
通常(E/N/H/L)
四字「蘇民将来ディジーズブレイカー」(E/N) / 漢文「二龍松ヴィールスバスター」(H/L)
通常(E/N/H/L)
絵符「破邪の鍾馗」(E/N) / 絵符「辟邪の神虫」(H/L)



●4面ボス 正五位の火の鳥

扶桑 鷺(ふそう さぎ)
Fusou Sagi

 種族:妖怪(鳥)
 能力:妖怪を追い立てる程度の能力

妖怪から嫌われる妖怪。
元々は火を纏う鳥の妖怪だったが、その姿が人に目撃される度に神聖視され、
いつしかその炎は破邪の力を帯びるようになっていた。

破邪の炎、それは百鬼夜行を終わらせる日の出の光と熱である。
とはいえ、人が目撃しては勘違いを起こして変化していった程度の力なので
影響を受けるのは1面中ボスにもなれないような弱い妖怪くらいである。

しかしその身に纏う炎の火力は強く、弾幕ではむしろ純粋に火力で勝負する。
ただ、名前にはいかにも破邪の力がありそうな名前を付けるため紛らわしい。

そんな彼女は今、やんごとなき事情によりとある妖怪の下で働いている。
働くといっても、その妖怪と共にあちこちを巡り歩くだけの簡単なお仕事なのだが。
主である妖怪は頭脳明晰で、いつも彼女が考えていることの二つや三つ上のことを
言うため、彼女は黙って従うことが習慣となっていた。
大抵は主の趣味や遊楽に付き合わされるだけなので、特に問題は無いと彼女も
思っていた。

しかし、彼女は今回、主である妖怪から重要な役目を任された。
その言伝を言った際の口調は真剣そのもので、普段の主とは全く
別のもののように聞こえた。
その声を聞いた彼女は「これはただごとではない」と思い、その任務を
全うすることを誓った。
そして、その役目を果たすために西へ飛んでいた。

《容姿》
12歳前後の体型。紺色の髪で、頭髪全体のシルエットがカニの姿のように
先端が広がった形のミニツインテール。赤い色の瞳。水色の翼。
上半身は着物の形の服装。白い生地だが、襟や裾は紺色の縁取り。
水色の帯を巻いており、下半身は水色のスカート(横で止めるタイプ)。
全体的にふわふわした感じの服装で、フリルなどは過剰気味。
右手には翼の形の鍔を持つフランベルジュのような剣。

《弾幕》
▽4面ボス
通常(E/N/H/L)
吐息「陰魔羅鬼の火吹」(E/N) / 後光「正五位鷺大明神」(H/L)
通常(E/N/H/L)
夕符「落日の礫」(E/N) / 日符「落陽の松明丸」(H/L)
通常(E/N/H/L)
怪火「彷徨ぶらり火」(E/N) / 怪火「徘徊犬鳳凰」(H/L)
終符「百鬼夜行絵巻の日の出」(E/N) / 空亡「エクスプロージョン・サン」(H/L)

▽6面中ボス
飛符「天翔迦楼羅炎」(E/N) / 飛符「尊勝陀羅尼の火炎」(H/L)



●5面ボス 怨念の変化

鬼童 イズミ(きどう いずみ)
Kidou Izumi

 種族:怨霊
 能力:呪いを掛ける程度の能力

少し前の間欠泉騒動の際に湧いて出た怨霊の一部が地底に戻らずに地上に留まり、
凝固して生まれた存在。なのでかなり新参者。
当初は複数の怨霊が融合して生まれた存在ということで明確な自我がなかったが、
付近に強大な妖力を持った存在が近付いたことで自我を持つ存在となった。
そのため、何者かは知らないが自分を確固たる存在にしてくれた存在に感謝
しており、自主的にその者の付近で衛兵を務めている。

怨霊そのものであるという性質に相応しく、色々と良くない気を溜め込んでいる。
そのためか、若干性格も暗め。

怨念をある程度操ることができ、それを練り込んで呪詛とする。その呪詛を
対象に送り込むことで呪いを掛けることができる。
特に得意としているのは対照の姿を変化させる呪詛で、何がしかの対象に呪いを
送り込んでその姿や性質を変貌させる。

弾幕の姿を変化させて襲い掛かってくるほか、呪詛の流れ弾が飛散した結果
生じた呪いの効果付きの温泉の水も弾幕に使ってくる。
この温泉の水を浴びた者は、呪詛の影響で姿が変化してしまうかもしれない。

《容姿》
10歳前後の体型。生気のない白い肌。銀髪、赤い瞳。
頭上にお燐が連れている怨霊と同じデザインのお面を付けている。
(つまり白い炎をまとった髑髏の形)
白・灰を基調としたややゴスロリっぽい服装。フリルは多め。
左手に猫耳の付いたハロウィン南瓜のランタンを持っている。

《弾幕》
▽中ボス
通常(E/N/H/L)
怨炎「鬼火(ウィルオウィスプ)」(E/N) / 怨炎「陰火(ジャックランタン)」(H/L)

▽ボス
通常(E/N/H/L)
変化「猫南瓜の怪」(E/N) / 変夜「ハロウィンカンテラ」(H/L)
通常(E/N/H/L)
牛鬼「イグニスファッツァス」(E) / 牛鬼「アラクニドモンスター」(N) / 牛鬼「カンニバルモンスター」(H) / 牛鬼「シャドゥリッカー」(L)
通常(E/N/H/L)
変成「錆付いた黒金」(E/N) / 変成「錆付いた赤金」(H/L)
呪符「噴き出す怨念」(E/N) / 呪符「呪いの螺旋ゲイザー」(H/L)



●6面ボス 帰化した湯治天狗

湯図天宮 智羅(ゆずてんぐ ちら)
Yuzutengu Chira

 種族:鴉?天狗
 能力:お湯であらゆる傷を癒す程度の能力

温泉好きな天狗。
かつては大陸最強を名乗り、日本の高僧に挑むために遥々海を越えてやってきた。
しかしその結果は散々で、二度あることは三度あるといわんばかりに代わる代わる、
何度もコテンパンに叩きのめされてしまった。
叩きのめされる度に日本の天狗にも馬鹿にされる散々な状態であった。
心身の傷を癒そうとしたところ、日本の天狗の勧めにより湯治を行うことになった。

以来、すっかり温泉の虜となり、各地の温泉地を歩き回っている。さらに、
高僧の法力によって改心し、仏法を広める活動も少しずつ行っている。
その努力もあってか、かつてよりもさらに力を増すことに成功した。
しかし過去の苦い経験は彼女の枷となり、慢心することはない。

こうした経緯から、天狗の社会においては異端の存在である。
しかし彼女自身は、下手に社会に属すよりも孤立していた方が、
好きなときに温泉に入りに行けるため都合が良いと思っている。
力が強いこともあって、上司の天狗も彼女の行動を半ば黙認している節があり、
それを知ってか知らずか、些事を気にせず、時に大それたことを行うこともある。

少し前に、神社の近くに間欠泉が湧き、そのすぐ傍に温泉ができたという
噂を聞きつけて、どうしてもその温泉に入ってみたくなった。
しかし、自分のような力のある天狗が白昼堂々と神社に現れては軋轢を
生じると考え、眷属や妖怪を囮としてばら撒いたのだった。

それが結果的に、より一層事態をこじらせることになったと知るのは、
まだ後のことである。

《容姿》
15歳前後の体型。
香霖堂天狗装束がベース。イメージカラーは柚子の実の皮のような薄い黄色。
紐や帯、帽子などはこの色。髪の毛はこげ茶色。瞳は金色。
黒のスカート部分に柚子の実や枝葉、それに雪の結晶の模様が入っている。
帯にバスタオル(結袈裟のように毛玉付き)を引っ掛けている。

《弾幕》
通常(E/N/H/L)
海符「誘う清麗なる法文」(E/N) / 経符「幽かな玲瓏なる響き」(H/L)
通常(E/N/H/L)
岐符「天の八衢」(E/N) / 鳶符「金鵄境鳥」(H/L)
通常(E/N/H/L)
火遁「鉄火輪の焔」(E/N) / 火遁「転法鉄火輪」(H) / 二童「護法天童」(L)
通常(E/N/H/L)
是害「堕天狗道の魔風」(E/N) / 善界「精進仏道の薫風」(H/L)
「是害坊のピクチャレスクロール」(N/H) / 「善界坊のシネマフィルム」(L)
湯治「鴨川河原の湯立て」(E/N) / 冬至「柚子湯の盟神探湯」(H/L)



エキストラストーリー

博麗神社。
新たな名物である温泉に常連客ができたのに、
神社には相変わらず参拝客はいなかった。
霊夢別に悪いことさえしなければ退治しないんだから、
言ってくれれば良かったのに
智羅私は最初からなにも悪いことはしていませんでしたが…
霊夢誤解を招くようなことをするからよ!

結局、一連の騒動は智羅が企んだものだった。
とはいっても、悪事を企んでいたわけではない。

智羅神社の近くに新しく温泉が湧いたっていうから入りに来ただけです。
ただ、神社は妖怪退治をする巫女がいるという話で、実際に私の仲間も数人が被害に遭っています。
ですから、見付からないように…
魔理沙鷺を囮にして、霊夢や私の注意が逸れた隙に温泉に入った、と…
霊夢…はあ

智羅は神社の近くにできた温泉に入りたかっただけなのである。
そこで、霊夢が神社からいなくなるように件の火の鳥を出現させてそちらに
注意を向けたのだった。

霊夢異変だと思ったのに、その動機がこんな事だったなんて…
智羅私にとって、温泉は命の次に大切なものですから
魔理沙お、良いじゃないか。一杯やらないか?
智羅葷酒は御法度なので、遠慮しておきます
魔理沙つまらないやつだぜ
智羅温泉さえあれば、この世界は十分つまります。

智羅は筋金入りの温泉好きだった。

魔理沙…空で変な光が光っても、温泉さえあれば十分なのか?
智羅ええ。天地がひっくり返っても
霊夢ちょっと待って。今の光は何?

温泉話に花を咲かせていると、突然空が明滅した。
その光は漆黒の天蓋を焼き、雷鳴のような怒号を轟かせ始めた。

その様子に霊夢や魔理沙は驚いた。
また鷺に何かをさせたのかという智羅への詰問が始まったが、その質問全てを
のらりくらりとかわしてしまう智羅に埒が明かないと思った二人は、再び
調査をする準備を始めた。

智羅あれは…いや、良いでしょう。
あれは私たちとは何も関係はないのですから

智羅は、もう一度温泉に入る支度を始めた。




○エキストラ中ボス

扶桑 鷺(ふそう さぎ)
Fusou Sagi

智羅が心行くまで浸かった後、ようやく事も落ち着いて霊夢から許可をもらい、
彼女もついに待ち望んでいた温泉に入ることができる…と思った矢先、間欠泉
周辺に大量の光の筋が降り注いできてさあ大変。

今回は自分のせいではないので、温泉に入りに来たのに濡れ衣を着せられて
しまうのは不本意と思い、原因を探ることにした。
そこに霊夢たちが現れて…。

《弾幕》
火鳥「緋鳥ヒザマ」
鶏符「プナジの一声」
夜鳥「十二節のヒカリモノ」



●エキストラボス 星降る静夜

結炎 刀々祢(けちえん ととね)

 種族:天狗(アマツトトネ)
 能力:落下する程度の能力

天狗。テングではなく、アマツトトネと呼ばれる妖怪である。
よく一緒くたにされるが、彼女は四足獣を本性とする妖怪であり、
鳥やら山中の行者の姿をしているものとは全くの別物である。

彼女はその身に光をまとい、高い高い上空から落ちてくることが楽しくて
仕方がない無邪気な妖怪である。
時折興奮に身を任せて叫びながら落ちてくるので、人はその声を聞くことで
彼女に気付き、そして驚くのである。

その昔、唐から帰ってきたかぶれ者の僧が、音を立てながら空から落ちてくる
光を見て「あれは天狗というものじゃ!」と言い放ったことからその存在が
広く知られることになった。
このときも彼女はついうっかり叫んでしまっていた。
そのため、それからはなるべく大声を出さないように自重していた。

しかし、それが裏目に出たのか、静かに天空を落ちる光の筋は儚くロマンチックな
ものとして好まれ、世間には「光が見えている間に三度願い事を唱えれば
願いが叶う」なんて言われるまでになってしまった。
それはそれで楽しかったが、やはり妖怪として怖がられなければ彼女も心苦しい。
そこでまだそういった恐れを抱いているであろう世界…
幻想郷に引っ越すことに決めた。

そして彼女は、今まで我慢していた分を一気に発散すべく、
できる限りの大声を上げながら落下していったのであった。

それが妖怪退治の専門家の目に止まったことは、容易く想像が付くだろう。

《容姿》
12歳前後の体型。
縮れた茶色の髪(セミロング)、金色の瞳。猫のような耳と尻尾を持つ。
萃香の服のように肩口が敗れたジャケット(前は開いた状態 / 色は黒)。
中はノースリーブの白いシャツ。下はベージュ色のキュロットスカート。
ベルトには結袈裟の玉のような毛玉がたくさん付いている。
(毛玉はそれぞれ赤色で燃えている)
ベルトの止め具の先はかなり余っていて尻尾のようになっている。
(つまり、見方によっては尻尾が2本あるように見える)
素足にひざ下まで長さのあるブーツ。

《弾幕》
通常
紀録「舒明天皇九年二月条の星痕」
通常
星符「フォーリングスター」
通常
天声「ソニックブームロア」
通常
狛狗「フォーリンレオニズ」
通常
猛進「ダストトレイルダイバー」
通常
新星「天王寺の妖星ダンス」
通常
彗核「ジャイロコマ」
通常
轟火「ハウリングボリード」
「天空に散ったURAS」
火の玉「ファイアボール」



○ステージ

1面:卯の参道(博麗神社への道) 朝
2面:午の木立(ちょっとした杉林の細道) 午前
3面:過ぎ去る森(杉林の細道の奥) 午前
4面:酉の暘谷(幻想郷の西側の谷間) 日没
5面:怨霊温泉群(間欠泉周辺の湧湯群) 深夜
6面:神のお膝元の間欠泉(博麗神社近くの間欠泉) 夜明け
エキストラ:怨霊クレーター群(怨霊温泉群) 深夜



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